10人が本棚に入れています
本棚に追加
どれくらいバスに乗っただろう?
また、携帯で時間を確認する。
学校が終わってから、結構な時間が経っていた。
オレは隣の席の気の弱そうな男に話しかけた。
「何時までバスに乗ればいいんだ?」
男はビクッと肩を震わせた。
さっき怒鳴ったから怯えているのだろう
。
「も、もう少ししたら、また乗り継ぎがあるらしいですよ…」
また乗り継ぎか。
さすがにウンザリしてきた。
でも、仕方ない。
夢の先に行くためには、それ相応の苦労が必要なのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!