望んでたのは…
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その言葉を聞いた瞬間に寒気がした。 オレは慌てて、人間証明書を探した。 何も入ってなかったポケットに、たくさんの紙切れが入っていた。 一枚一枚、確認する。 どれも白紙だった。 オレが居ない。 どうしよう? バスに乗れない…。 夢の先が…。 バスが来た。 次々と乗り込む乗客。 オレは乗り込む乗客に紛れるようにして乗り込んだ。
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