望んでたのは…
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自分の目を疑った。 さっきまで隣に居たはずの人間が居なくなっていた。 黒い「何か」が居た。 オレは恐怖で動けなかった。 黒い「何か」が怖かった。 自分も黒い「何か」と同じで人間じゃないのではないかと思えた。 自分の考えを否定できなかった。 オレは人間証明書を持っていないのだから。 オレには自分が人間であることを証明する手段がなかった。
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