望んでたのは…

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オレはどうにかして立ち上がると、運転手の所まで走った。 運転中だから走りづらくて何度も転びかけた。 何とか運転手の所まで来ると、運転手が言った。 「運転中の移動は危険ですので席にお着きください。」 オレは運転手に頼んだ。 「ちょっと待ってくれよ。 オレをここで降ろしてくれよ。」 「アナタ一人を降ろすために止められるわけないでしょう?」 運転手は冷たく言った。 「止まってくれるはずないのは分かってる。 そこをなんとかしてくれよ。」 オレは頼み込んだ。
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