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最早、火星での生活には飽きが来たらしい。一時期は、火星生活は大ブームで皆が火星に憧れたものだった。
最近は、金星や木星などが人気になっているらしい。
地球の人口も減少の一歩をたどるばかりだ。しかし、それは地球にとっては良いことなのかもしれない。より緑が増え、元々の姿に変わりつつあるからだ。
「パパ、宇宙人に会えるかな?」
「そうだなぁ。会えるといいな。」
また宇宙船がとび、地球の人口が減る。
宇宙人。それは、普通に人間のような容姿をしているものもいる。それは、人間にばれないように、日常にとけこんでいる。
「それにしても、人間とは単純な生き物だ。」
「あぁ。我々が開発した、宇宙に移住するための道具を世紀の発見と誉め称え、続々と地球をすて、他の星に移住している。」
「アハハ!面白いですよね!」
「笑っては駄目だ。彼らは、気付いていないのだ。この地球が一番、住みやすく、美しい星であることに・・・。」
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