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「・・・私の名前は"神の僕"という意味を持っている。私にとって神とは、絶対服従を誓った存在だ・・・神が命じた命令は絶対に実行しなくてはならない。」
そう言いアブディエルは八雲 紫の脇側を通る。
「"今回は想定していなかった不測の事態、対象であるフランド―ル・スカ―レットの抵抗で失敗"・・・そういう事にしておきましょう。私も・・・貴女と闘って無傷で勝利出来る程には強くはない。博麗 霊夢、霧雨 魔理沙、八意 永琳、蓬莱山 輝夜、藤原 妹紅・・・そして貴女との闘いは私としても避けたい。」
アブディエルがそう言った直後だった。
「いずれ、また貴女とは近いうちに会うでしょう・・・八雲 紫。」
アブディエルの背中から、神々しさを纏った白い翼が生える。
その直後に、アブディエルから目が眩む程の閃光が放たれる。
光が消えた時、紅魔館のエントランスには二匹の妖怪と一人の人間だけが残されていた・・・。
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