STORY.1

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「・・・・・・。」 辺りは静寂に包まれる。 「緊急事態なわけね、でも対策はあるの?」 静寂を破り、西行寺 幽々子は八雲 紫に問い掛ける。 「残念ながら無いわ。ただ当分の間は迎撃態勢に入ってもらう事ぐらいね。」 八雲 紫の言葉で多少は空気が軽くなる。 それなら簡単な事だからだ。 だが、話は簡単に解決出来る事態では無かった。 博麗神社の鳥居。 その上には人影が立っていたが、誰も人影の気配に気付く事は無かった。 「幻想郷・・・思っていたより制圧は楽そうだな。」
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