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湖の畔に立つ洋館――紅魔館。 外観は名前通りで血液を連想させる様に紅く、何処か不気味な雰囲気を纏っている。 その館の正面、黒く巨大な門の前に人影があった。 「ココが紅魔館・・・破壊を司る吸血鬼"フランド―ル・スカ―レット"が幽閉されし場所か。」 そう言い、人影は門へ手を翳す。 その瞬間だった。 金属が擦れる音を立て鍵が開く。 「さて、『優秀な』門番のお陰でタイムロスしてしまった。急がねばな。」 人影が小走りで通った門の傍ら、ソコには壁にもたれ掛かる様に倒れている女性がいた・・・。
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