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「まぁ良いさ、どんな身体に宿ろうと自由だしな。で、用件は?」
「我らが主から撤収の命令だ。」
ザドキエルはアブディエルの言葉を聞き、二度目のため息を吐いた。
一度目とは違い、アブディエルにも聞こえる様に。
「了解だ。」
ザドキエルは箒に跨り、上空へと飛ぶ。
アブディエルもチルノの六枚の翼で飛ぶ。
「とりあえず現状報告はするべきだな。」
「冗談は止してくれ、まだ大した結果は上げてないんだぞ?」
「どちらにしろ、この幻想郷内の拠点なのだから『天神殿』には一旦戻るぞ。一回しか行ってないんだからな。」
「面倒くさいな、くそっ!早く戦争になれば、退屈なんざ直ぐに吹っ飛ぶんだが。」
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