STORY.2

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「っ・・・!」 十六夜 咲夜は脇腹を抑え、少女を睨み付ける。 その刹那、十六夜 咲夜は突如として消えた。 「妖夢に勝てないから私を仕留めようとしたのかしら?まだまだ甘いわね、悪魔の犬。」 西行寺 幽々子は背後からナイフで斬り掛かってきた十六夜 咲夜に言う。 ナイフは扇子に挟まれ、彼女に届いてはいなかった。 西行寺 幽々子は、突如として背後から襲い掛かってきた敵の攻撃を、振り返りもせずに防いだのだ。 伊達に妖怪の賢者の親友をしているわけではないと思わせられる実力だった。 事実、彼女も幻想郷のパワーバランス・・・それも生きるモノならば、妖怪も人も関係なく避けられない死を司る存在。 必然的に能力の強大さから、彼女も能力に比例する実力を手にする結果となったのだった。
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