STORY.2

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だが、彼女の叫びも虚しく。 流石に人外のモノ達ばかりなれど、反応出来るまでの時間は短すぎた。 ――バシュン!! 博麗神社の本堂内部を、視覚を封じるべく計算され尽くされた閃光が包み込んだ。 「くっ・・・!」 魂魄 妖夢も反応が間に合わず、刃先を十六夜 咲夜から退けていた。 閃光をまともに見てしまったが故に、彼女は意識が朦朧としていた。 生まれて初めて目が眩ませられるほどの閃光をまともに受けたのだ、その破壊力は並大抵なモノではない。 精神的な疲労や攻撃には耐性があったが、閃光による肉体的な攻撃は彼女の精神力の耐性を凌駕していたのだ。 それに反応出来、視覚と聴覚を奪われずに済んだのは、鈴仙・優曇華院・イナバと・・・八雲 紫のみだった。 他のモノは閃光を直接見たか、爆発音で聴覚を狂わされたかのどちらかになっていた。
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