STORY.2

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「・・・ふーむ、どうしようかねー?」 軽機関銃を持った男は銃口を下ろし、片手でアゴを触りながら呟く。 「明らかに迎撃態勢入られてるだろしなー・・・あー、しくったなぁ・・・。」 男はため息を吐く。 「しょうがない、撤退してやるか。」 そう呟いた直後に男は軽機関銃を持っているのと反対の手を空中で振る。 その直後、男が手を振った箇所に亀裂が走る。 ――ソレは八雲 紫が使用するスキマと同種の、空間操作により生じたモノ。 違いは無数の目が無く、内部が白一色である点のみ。 「早くアブディエルとザドキエルに合流しないとねー・・・天神殿に居るといいけど。」
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