4人が本棚に入れています
本棚に追加
「…早くしないと………奴等が……」
「?奴…等…?」
と、その時。
ガシャンッ!
窓のガラスの破片が舞い散る。
「こんな所にいたんだ♪んっもうっ♪探しちゃったよ♪」
「!?……一体………誰………?」
「初めまして♪新第の青龍の巫女さまっ♪クスッ♪」
その女はゴスロリの服をきて日傘をさしていた。
「………青龍の巫女……?」
「あれっ?なぁにぃ~!何にも知らないのぉ!!?……まぁいっか♪説明すんのめんどい♪私は白虎第四守護♪貴方を殺しに来たよ♪」
……白虎…??
「!!!」
鼻先に日傘の先端が向けられる。
「じゃ♪ばいば~い♪」
先端に光が集まる――。と、その光は閃光の如く雫に向かって来る。
「!!!」
雫は腕で庇う。もうダメだ。そう思った。何がなんだかわかんないまま死ぬんだ。
しかし、痛みが襲ってこない。
薄く目を開けるとそこには血だらけの母の姿。
最初のコメントを投稿しよう!