~序章~

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「ふぅん~まだやれるんだ♪まぁ倒さないと通れないみたいだし♪………殺してあげる…。」 ☆*:・°★:*:・° 雫は無我夢中で走った。後ろでは爆音が聞こえる。 『……お母さん……!』 曲がり角を曲がったそのとき。 ドンッ! 誰かにぶつかった。 「あっ………す…みません。……!」 雫は顔をあげた。 そこにはこの世の物ではない……頭は馬のようで体は筋肉質な肉体だった。 「ホシイ……イダイナル……チカラ!オマエタオス!……ワレノアルジ………ゴホウビクレル!」 化け物はそう言うと、手に持っていた斧を振りかざす。 ビュンッ! 斧が振りおろされる。 ガキィン! 金属音が夜空に響く。 「間に合ったか。……おい。大丈夫か?」
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