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「そう言えば先代は西行妖が咲いているのを見たことがあると言ってました」
妖夢は手をポンっと叩きながら続けた。
「それは見事な桜だった、でももう2度と咲くことはないだろうって…どういう意味なのかは私にもわかりませんが」
「妖忌が?」
先代の庭師、魂魄妖忌。
妖夢の祖父に当たる人物だ。
妖夢も含め、魂魄一族は半人半霊(人間と幽霊のハーフ)は半分人間であるため寿命が存在する。
しかし通常の人間とは違い、その寿命ははるかに長い。
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