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「まぁいいや、封印を解くとどうなるっていうの?」
巫女も西行妖へと目を向ける。
所々に淡い墨色に染まった花が咲いていた。
「すごく満開になる」
「…」
「と、同時に何者かが復活するらしいの」
「興味本位で復活させちゃダメでしょ、何者かわからんし」
「あら、私は興味本位で人も妖怪も死に誘えるわよ、もちろん貴女もね」
「反魂と死を同じに考えちゃダメでしょっ!面倒なものが復活したらどうするのよ」
「試してみないとわからないわ」
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