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「なんにしても、お呼ばれしてない貴女が、ここにいる時点で死んだも同然」
幽々子は振り返り、巫女と正面から対峙する。
「というか、ここに居ること自体が死んだという事よ」
「私は死んでもお花見できるのね、喜ばしいわ」
「貴女が持っているなけなしの春があれば本当の桜が見れるわ…何者かのおまけ付きでね」
「さて、冗談はそこまでにして、幻想郷の春を返してもらおうかしら」
「あら、最初からそう言えばいいのに」
「最初から2番目くらいに言った」
いつの間にか辺りから死霊が消えていた。
目の前の巫女の殺気に気圧されたのだろう。
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