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「あら、冥界も中々いい処よ。住めば都って言うじゃない」
その手から蝶が解き放たれ、再度巫女へと襲いかかる。
「死霊がうろついてるこんな処より、参拝客がまったくこない神社の方がマシよっ!」
そう言い放ち、巫女は大きく跳躍し、幽々子に向かって数枚の護符を投げる。
少し後退して護符をやり過ごす。
「なら私が参拝に行ってあげるわ、貴女の亡骸を持って」
上を見上げる。だが、さっきまでいた巫女の姿はそこになかった。
気配を感じ、真横へ飛ぶ。
刹那、護符が今いた場所へと叩き込まれる。
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