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巫女が護符を幽々子の足元へと投げつける。
「まぁ気づくのが遅かったのはお互い様みたいだけど」
巫女は新たなお札を破り捨てる。
その瞬間、幽々子の足元に張り付けられてあった護符が光りだす。
「--っ!」
「捕まえたわよ。夢符、二重結界っ!」
ただ投げつけられていたと思っていた護符は、最初からこれが狙いだったようだ。
周りを舞っていた蝶は全て消え去り、幽々子は身動き1つ取れなくなってしまった。
「終いよ、大人しく春を返しなさい」
巫女がゆっくりと近づく。
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