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白玉楼の主、西行寺幽々子は1000年程度亡霊として冥界に住んでいる。
特に何をするわけでもなく、冥界を散策したり白玉楼にあるいつの時代のものなのかもわからない古い書物を読み漁ったり
庭師の魂魄妖夢をからかってみたりと、自由気ままな生活を続けていた。
そんな生活をしていたからか、それとも亡霊になった時からか
幽々子は亡霊になる前、つまり生前の記憶をすっかり忘れていた。
しかし彼女は特にそれを気にすることもなかった。
気にしていないのか、それとも生前の記憶を忘れたということすら「忘れて」しまっているかは定かではないが。
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