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「とりあえず着替えておいで?」
「はい…」
にこっと笑いながらジェジュンヒョンと別れると自分の部屋に入っていった。
机にカバンを置き、着替えないままベッドにダイブすると天井を見ながら溜息を吐いていた。
僕はこのまま韓国に戻っていいのかな…
ヒョンはユチョンヒョンのこと任せとけって言ってたけど‥不安で仕方ない…
「ユチョンヒョン…」
「なに?」
会いたさに幻聴まで聞こえてくる。
重症だな‥ハハッ…
そう思っていたにも関わらずまた
「返事させといて無視すんのやめてくんない?」
ズイッと僕の前に顔を出すヒョンにビックリしていた。
「ななな、なんでいるんですか!?」
「いちゃいけないの?チャンミンは俺の“恋人”なんでしょ?」
「使い方が若干違ってるような気がしますけど、気にしないようにしときます」
「そういや、韓国に帰るんだって?」
「ジェジュンヒョンから聞いたんですね。一週間後に韓国に戻ってドラマの撮影をします」
「そっか‥帰ってくるまで待ってるからな?」
僕はなにを不安がってたんだろ。
応援してくれる“自称恋人”がいるんだからそれでいいじゃないか。
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