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お母さん『ほら、早く行くよ!』
私『待ってよ!』
さっきお姉ちゃんの天使君が産まれたんだ。しかもその日は、偶然にも北京オリンピックの始まりの日だった。
まだこの頃、天使君が難病だとは思いもしなかった。
病院に着いた時、もう生まれていた。
お姉ちゃんの病室に入った時赤ちゃんはいなかった。
よく病院で赤ちゃんがいっぱいいるところにいるよといわれ走って行った。
お母さん『何処にいるのかな~!』
私『あっ、いた!』
つい大きい声を出してしまった。
お母さん『可愛い!!あっ保育器に入ってる。』
私『まだ小さいね。2132グラムだって。』
お母さん『そうだね。まだ一ヶ月前だもの。』
その時、お母さんは赤ちゃんの何かがおかしい事に気づいたのだろう。
お母さん『〇〇、飲み物を買ってきて。』
私『はーい。』
私は飲み物を買いに行った。
何時間かしたあとに親戚、お姉ちゃんの友達、天使君のお兄ちゃん[3才]が来た。
お母さん『そろそろ帰ろうか。また明日来よう。』
私『はーい。』
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