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蒼架「ん?もう8分たってんな。じゃ《転移》」
転移は中級の魔法で今の年で使える者は少ない。この魔法は行きたい所に一瞬で行ける魔法。でも場所が分からないと使えない魔法。
蒼架「ついたぞ。センセー。」
セイム「お前転移使えるのか?」
カイス「俺もだよ。」
蒼架「カイス・・・いたんだね。」
カイス「あぁ。今さっき。」
ドドドドドド!!
セイム「ん?来たか。」
皆「ゼーゼー先生…時間…は…?ゼーハーハーァ」
セイム「ギリギリセーフだ。」
蒼架「センセーやれよ。」
セイム「あぁ。そうだな。魔光石はこれだ。
取りにこい」
蒼架「カイスやろ。」
カイス「そうだな。」
蒼架「じゃカイスからサイガ「俺を忘れては困るな」・・・」
カイス「ヤバッ!」
蒼架「おい。人の台詞遮るんじゃねぇーよ。いっそのこと死んで。ニコ」
蒼架は笑っているが冷めた目でサイガを見ている。後ろに鬼がいるのは気のせいではないだろう。
蒼架「死ね。《夜影の歌鳳》」
ギャァァァァァァ。
蒼架「死んだか?」
ドカッ
…
サイガは動かないまるで屍のようだ。
蒼架「・・・ほっとくか・・・。」
サイガ「死んでないし、ほっとかないでくれよ!」
蒼架「じゃまず誰からやるんだ?」
カイス「サイガでよくないか?」
蒼架「そうだな。サイガやれ。」
サイガ「わかったよ。ハァアァァァァァ!!」
ピカァァァァァ。
魔光石が輝き出来たのは…。
サイガ「・・・大剣?」
そうサイガの武器は大剣だった。刃は赤かった。
サイガ「名は…紅颯(べにぞら)…能力付だ!!」
カイス「能力は触れた物を燃やすか…。じゃ俺も…ハァッ!!」
ピカァァ
カイス「槍だな。」
槍は先が三つに分かれており、持つところは白と黄色が交ざっていた。
カイス「名は麗虹(らいこう)能力は…雷を操るか…。」
蒼架「ん。」
ピカァァァァァァ!
蒼架「…死鎌。」
その死鎌は柄も刃も黒かった。柄には鎖が巻かれており、鎖の先がとんがっていた。
蒼架「死憐(しれん)。能力…斬った奴の魔力や武器、使い魔を自分の物に出来る…。鎖も自分で操れるから使い勝手がいいな…。それにまだ能力があるみたいだし。」
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