ステップ2

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「うん!やっぱり貴女の瞳には力がある。貴女には芸能人になる素質があります。」 “ええ~。瞳って…でもこれは褒められた…のよね?喜ぶところだよね” 「あ、有り難うございます。」 私は、山本さんに笑顔で言った。 「うん。笑顔も悪くない!磨けば光る… もし今お時間がありましたら、近くのカフェで詳しくお話をさせて下さい。」 “この娘は笑顔と瞳にパワーがあるな…。” 「えっと。少し考えさせて下さい…」 私は、何となく疑心を拭えなくてそう答えた。 「そうですか…残念です。気が変わったら、何時でも名刺の事務所の番号に掛けて下さい。私直通ですので。」 「は、はい…」 私はそう言って、山本さんと別れた。
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