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――和寿Side――
君を失ってから、僕は人との関わりを極力避けてきたんだ。
どうしても認めたくなくて、誰にも話さなかった。
でも今僕は初めて君の事を、君にしてきた僕の罪を話そうとしている。
正直、香織という子が僕の話そうとしている事をちゃんと理解してくれるかはわからない。
話したところで僕の中に何か変化が起きるのかもわからないんだ。
それでも話してみたいと思った直感めいたものを、僕は信じてみようと思う。
ちょうどその時、香織がリビングにやって来た。
何からどう話せばいいのか悩みながら探りを入れてみる。
すると香織の雰囲気が昨日とは明らかに違ったんだ。
よし!今しかない!
口火を切ろうとしたその時、香織の携帯が鳴った。
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