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それは僕が考えていた名前と全く一緒だった。
「…いいのか?本当に?」
「だって…こんな雪の日に生まれてくるんだもん。それに今日は雪乃さんの誕生日なんでしょ?」
「どうして…その事…」
「恵子さんに聞いたの。
予定日が1日違いだったから、もしもずれて同じ誕生日になったら、雪乃さんの生まれ変わりかもねって冗談で言ってたら、本当にそうなっちゃった…
でも、いい名前でしょ?」
「香織…
君と結婚して本当によかったよ!
愛してる…」
僕は香織を思いっ切り抱きしめ、キスをした。
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