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雨の中全速力でかけていく。
雨の雫としぶきで私の身体はもうびしょ濡れ。
もうすぐ哀しみの電波の発信者にたどり着く。
私は無我夢中で走り続けた。
「おーい!ユキ!待てよ~」
”ユキ”というのが私の名前。
その声の主は…私を必死に追いかけてくる。
別に追いかけっこをしてるわけじゃない。
だけど私は止まるわけにはいかなかった。
SOSサインはもうすぐそこまで近づいてきていたから。
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