祝いの言葉と呪いの言葉

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「こんな所にいたの?」 「リン…王女!?」 リンはムッとした顔で様付けを訂正させた。そして ミクに一礼をし、朗らかな笑顔で言葉を捧げた。 「おめでとう…ミク」 「あっ……ああ、ありがとうリン」 美少女二人組というなんとも絵になる風景だ。レンは思わず見とれていたがリンの声で呼び戻された。 「……ンレン!」 「はっはい」 「どうしたの?ボーッとして、喉が渇いたわ。飲み物持って来て」 「かしこまりました」 レンはパタパタとテーブルまで走った。 「ふふふ…あれじゃただのパシリじゃない」 「いいのよ、ねぇそれより降りてもいいんじゃない?」 「そうね、カイトも降りてるし…」 ミクはステージの脇にある階段を降りた。ハイヒールで降りずらそうだ。落ちそうなところをリンが支えた。 「ありがとうリン」 「いいのよお礼なんて…ねぇねぇそれより…」 「何?」 リンはミクの耳元で囁くように言った。 「どっちがプロポーズしたの?」 瞬間的にミクは茹でたタコのように真っ赤になった。リンはミクの反応を見てニヤニヤと笑っていた。 「ななな///」 「顔真っ赤~」 「ううううるさい!!まだリンには早いわよ!!」 「ちぇっ…」 「ちぇっじゃない!!まったくもう…」 リンはそれから少し間をおいた。その時の視線はどこでもない所をさしていた。 「リン?どうしたの?」 「ミク…ミクは赤好き?」 「えっ、えっとわりと好きよ」 「そう…ならよかったの」 リンは可愛らしい少女の笑みをした。つられてミクも笑う。 「何どうしたの~?」 「んーとねぇあなたに「お二人共!レモネードですよ」 レンのことを現代的に言うならばKYだろう…
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