19人が本棚に入れています
本棚に追加
「あーーー疲れたぁ」
「それだけ楽しめた証拠ですよ」
ベットに横たわるリンと服を片付けていくレン。レンはリンが楽しめた事に喜んでいた。リンは何か考え込むとベットから起きてレンの方を向いた。
「レン…もういいわ」
「えぇぇ!?なっ何か不手際がありましたか?」
「いえ、もうレンも疲れているでしょう?あとは自分で出来るし」
「そんな、僕だって全然元気ですよ?」
「いーから、これは命令よ、休みなさい。」
「はい…くれぐれもケガなどないように…」
レンはしつこく言うと部屋を出た。せっかく貰った休みを無駄にはできない。レンは軽いステップを踏みながら廊下を歩いた。
「まったく…片付けでケガなんてしないわよ」
とは言ったものの服は全部レンが用意してくれた。服の居場所はレンが把握している。言い変えればリンには分からないというわけで。
「………しょうがないわね、助っ人よ」
リンはキィ…と扉を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!