緑に似合うは赤

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「おかしいだろ!!こんなの!!」 帰って来るなり 「王女に話がある」 とか言った。゛王女゛だけで何の内容か分かった。 部屋に入ったと思ったらリンの゛おかえりなさい゛も聞かずにいきなり胸倉を掴んでこれだ。僕は思わずがくぽをリンから離した。 「何をしたか分かっているのか…?」 「ああ分かってる!今から俺はこいつに説教だ、それだけじゃない…今までの痛みを受けさせてやる!!」 「言ってる意味が分かってるのか!?リンに傷つけたら僕が「ねぇ」 無反応で無表情だったリンが口を言った。 「何故私を傷つけるの?」 「本気で言っているのか……!?」 がくぽは怒りで目がギンギンしていた。何を言っても無駄だと思ったから何も言わなかった。 いや…言えなかった。あんながくぽは初めてで見たこと無かった。僕はきっと恐れていたんだと思う。あのがくぽを。そして紡がれる言葉を。 「お前が酷いことをしてきたからだ!!散々……平民にも何もしないで上から見下ろすだけ…最低だ!!」 「へぇ…私がそんな酷いことを……ちょっと違うわ、あなたもよ?」 「何があなたもよ?だ!!お前が1番悪いってことを「だからね、がくぽぉ?」 ヤメロ 「私の命令でやったんでしょ?」 イウナ 「だったら何だ?」 イワナイデ 「あなたも一緒よね?共犯者様」 「なっ――――」 そうだ悪いのは君じゃない 君と僕らなんだ
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