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「あなたの言うのが正しいなら私達は悪い子…ねぇ?」
間違ってはいなかった。彼女はその残酷とも言える真実を包み隠さずに言っただけだった。でもそれは
「それは―――」
「ねぇどうなの?がくぽ大臣様ぁ!?」
そんな答が決まっているのに言わせるのはあまりにも酷だ。僕がビンタ覚悟で止めようとした時だった。
「そうだ…俺は悪い子だ…お前の命令に甘えていた…だからやり直すべきなんだ…」
最初の勢いは消えたものの、その話の本質を言ったような感じだった。僕もリンも予想外の答にびっくりしていた。だから僕は甘い期待をしていた。もしかしたら、リンは変わるかもしれないと。
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