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「しっかし不気味ね…何か出ないといいけど…」
牢獄は延々と続いていた。牢獄はこの国に二つあり、一つは警察、もう一つはこの城のここだ。警察の牢獄は所謂牢屋に懲役刑などで、この城に来た者は―――死刑囚だった。だからここには昔の殺人鬼の亡霊などの怪談があった。
「私は昔からここにいるし…人にケンカ売ったことないし……こっ怖くなんか…ないない!!」
ルカは頭をブンブンと振り考えるのを止めた。それに今は王女があのリンな為国から資金が全く来ない警察はお手上げ状態で現在は死刑囚だろうが全部警察側にぶち込まれていった。
(今ここにいるのはがくぽと自分とさっきの警備員の男二人組だ。大丈夫全然平気だ。……)
暗示のように唱えていたところに悲劇が起きた。
「―――――オイ、何をしている」
その声はがくぽでも無く
「聞いているか?」
警備員達でも無く
「…難聴か?」
自分の声でも無い声―――
肩に手が置かれた。
「オ「いやぁぁあぁぁぁあぁ」
「…ちょっ「止めて来ないで!!」
「話を「すみませんでしたぁぁあぁ」
ルカは自分を忘れひたすら叫んだ。プライドが高い彼女がこんな姿を見ていいのか戸惑ったが落ち着いてもらえなければ話にならない。大声を出す為に大きく息を吸った。
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