400人が本棚に入れています
本棚に追加
周りを見渡せば、そこには懐かしいキャンパスが広がっていて、右も左も若い学生の姿で溢れていた。
……………リセット
これってあの悪魔の言ってたリセットって事!?
って事は私は花の女子大生!?
「やったー!!!」
嬉しさのあまり叫んだ優子に、再び鉄槌が振り下ろされた。
「おまえなぁ~早く覚醒しろよ
そんなに昨日はお盛んだったわけ!?
俺がバイトに励んでるときにお持ち帰りか!!今週何人めだよったく…」
「は!?お持ち帰りって何言ってんの澤田」
頭をクシャクシャと掻き回す澤田の手を退けようと腕を上げると、優子の目に違和感が走る。
水仕事をしらないスベスベとした手ではあるけど、何かゴツゴツしてない?
おまけに私の手じゃないみたいに大きいんだけど…
ついでに言うと澤田
仲は良かったけど、頭クシャクシャされる程親しくはなかったよね?
ん?
やけにデカイスニーカーにどう見てもメンズのジーンズ
私もっとフリフリした格好を好んでいたはず…
.
最初のコメントを投稿しよう!