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淳が何処で誰と付き合おうが優には関係がない
そもそも自らが淳と別離する為に悪魔と契約を結んだのだ
それなのに何故胸が痛いの!?
優に気付いただろう淳は、気まずそうな顔を見せて女の体を離した。
けれど一度見てしまったキスシーンは消す事は出来ない。
慌てて目を逸らした優は胸を押さえながらその場を逃げ出した。
席に戻る気にもならずそのまま店を出た優に、ポケットに突っ込んだ携帯からメール受信のメロディが流れる。
こんな時に……
苛立ちながら携帯を見ると、そこには奈緒の名前が表示されていた。
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