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顔を埋めていた自分の首筋に、ふと長い指が這うのを感じた。
明らかに性的な何かを呼び起こすような触れ方に、ゾクリとする
「さっ…澤田!?」
「お前なんかほっとけないわ
涙止めてやるから家に来い。
ついでにお前の悩みも確かめてやるよ、本当に不能かどうなのか」
妖しく目を細めた澤田の背後に、黒い羽を見たような気がした。
…確かめてやるってどういう意味よ
乗ってはいけないと頭では理解しているはずなのに、気付けば小さく頷いている自分がいた。
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