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淳の言葉にバツの悪そうな顔をした悪魔が、補足する。
「我らとの契約は契約者と二人で行うものなのだ。
が、俺とした事がこいつに覗かれていた事に気づかなかった。
その場合無条件でこの人間の望みを叶えてやる事でチャラにするのだが…この人間の願いはお前を取り戻す事だったのだ。」
「………取り戻す…こと!?」
「そうだ、だがお前との契約は成立している。
それを無にはできないのでな、自力でお前の愛を取り戻す事ができたら元に戻してやるという契約を交わしたのだ。
事情をばらさないという約束の上でな。
まさか本当に手に入れるとは思っていなかったが」
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