7.

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「終わったのか。後輩のお守りは。」 そう言いながらサキの肩に手を回す。 「まあねー。」 ため息混じりにそう言った彼女の顔を不思議そうに覗き込んだ。 「あいつさ、なんか変なんだよな。」 そう言って今日のアリヤとの出来事をカンザキに話した。 「へぇ。変な奴。」 「はぁ。でもリボルバーの腕はなかなかだよ。6発中3発真ん中当てたし。」 「すげーじゃん。ま、でも初っ端から6発全部真ん中に当てたサキとは程遠いな。」 サキの顔をニヤニヤしながら見た。 「あれは…まぐれだよ。」 「よく言うよ。練習でも一発も外さないくせに。」 「それは…」 そう言ってサキは黙り込む。 「それは?」 「…いや、なんでもない。」 サキは努めて明るく言った。 「なんだよ。」 カンザキはサキの肩を引いて歩く足を止めさせた。 「言えよ、気になるだろ。」 少しの沈黙の後、サキは口を開いた。 「…強いて言えば、あたしが天才だから…かな。」 「てめー、調子に乗んなよ。」 そう言ってサキの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
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