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真様を刺したカッターをぐりぐりと抉ります。
肉を抉ります。
「あ…が…」
抜いて、また刺します。
何度も刺します。
血飛沫が私の顔や服に大量に着きます。
私は気にしません。
雨が降っていました。
顔に着いた血が流れます。
私は、屍となった真様の傷口を舐めます。
啜ります。
噛みます。
肉は、生臭く、酸っぱい味がして固いです。
けど、ごくりと飲み込むと、真様と私は一生一緒になりました。
これで私達は一緒です。
お腹の子も、報われます。
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