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「それは私だって同じよ」
美里は少し笑ってから、ふと真面目な顔をした。
「この間だって、クライアントの社長と一緒に飲んでて、“旦那さん、随分と若いんだってね。お盛んだね”って言われて本気で腹が立ったもん」
陸が思わず眉をひそめる。
「セクハラじゃねぇか、それ」
「そうよ。“そんな若い男と一緒になるくらいだから、相当好き者なんだろ?俺の相手もしてよ”って言われたわ」
「なんだ、そいつ!すっげームカつく!」
「でしょう?私もめちゃくちゃ頭来てね」
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