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しかし、さすがにこんな事があると嫌になってしまう。
新しい会社、美里とのいきさつを誰も知らない所でリスタートしたいと思ったのだ。
「うーん…会社に不満がないなら、辞めない方がいいと思うけど」
美里が口を開いた。
「何か…余程の理由があるって事なんでしょう?」
「うん…」
陸は、言葉を選びながら慎重に今日の出来事を話した。
本当は言うつもりはなかったが、やはり話した方がいいと判断したからだ。
「身辺調査?」
陸の話を聞き、さすがの美里も目を丸くしている。
「本当に調べられたの?私達のこと」
「ああ、どうもそうらしい」
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