プロローグ 正しい勇者様の凱旋のしかた

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「む、むう……………よし、なんでも申すがよい!」 勇者の一言には流石に私達騎士一同や王族の皆様方も面食らった。 だけどやっぱり大言宣ったからには王は威厳を保つ為、仕方なしに受理した。 勇者は現国王の言葉を聞くなり、伏せた顔をいいことに口元を釣り上げた。 「では………………」 その後の勇者の要求は凄まじかった。 もう…………なんというか、いい年頃の青年の性欲並みに止まる事を知らない。 要約すると………… ・報酬3兆G(アスタルシア国家予算6年分…) ・領地の10分の1を譲渡。(ほぼイタリアsize………) ・勇者専用の城建設(指定size大阪城10倍スケール……) ・この国の美人ありったけ………・etc……… これはどこの国の敗戦賠償条約だ?
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