一回戦喜多川二高

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一回戦 喜多川高校は去年の都大会はベスト4の結果でありあなどれないチームであった 練習試合ではほぼ負けなしであったが… たけるはベンチ入りであるため先発する部員に声をかけていた 『安田がんばれよ,お前の黄金伝説がはじまるんだろ?』 デイジーランドでみせたようなうかれ調子で話かけていた 『はっとり~お前はミスすんなよ~ミスしたら俺が変わってやるからな!!』 うかれ調子といっても試合に先発ででれないことの反動によるものだと私には分かった 先発発表のとき自分が外れたのをしって影で誰にもみられないように泣いていたのを私は知っている たけるはムードメーカでもある そんなたけるがいるからこそこのチームは強くなれた 大木監督もそれは感じていただろう. たけるはよしとの前にくると 『お前が先発すんのはスーパーサブを出させないためだぜ??ま今日も俺も休ませてくれよ』 『そうだな,俺が得点王になってお前が休憩できるように頑張るわ』 『休憩するのはちょっとでいいぞ??』 『勝つぞ!』 『だな』 そんな会話をきいた私は自然と今日は‘勝てる’そんな気がした.
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