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『!!!!!!!!!!!!!』
び、びっくりした。死ぬかと思った……
いや、助かった!?
ミョーな夢から醒めた俺の体は、屋上からdiveしかけて止まっていた。
上半身は完全にフェンスの向こうにある状態。
いや、確かに落ちた気がするんだけど……おお!?
何かが、後ろから制服の襟を引っ張っている。首が締まって苦しい。
壊れたフェンスに上手いこと襟が引っ掛かったんだな。奇跡奇跡。
俺はそーっと体を安全地帯へ移動、一命をとりとめた現場の検証をする。
引っ掛かってくれてありがとう錆びたフェンスよ!……んん!?
『なんだこりゃ!?』
思ってたのと違った。
なんと、頭の上の穴から何かが伸びて、俺の襟を引っかけている。
しっかり地面を踏みしめて安心してから、それを手に取ってみる。
うん。これは『弓』かな?
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