…きいいちろう…

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病院に着くと ボーっとしてた私も戻り 足早に病室に向う。 どの病室かも分からないまま とにかく歩く。 親友の人が私を止めた。 そして 私の手をひっぱり きいちゃんがいるであろう 部屋のほうへひぱって行く。 エレベーターに乗り なぜか親友は地下を押す。 何か言おうとしたが言葉が出なかった。 エレベーターが開き 降りた瞬間怖くなった。 ふと右を見る。 先輩 後輩 仲の良かった仲間 きいちゃんの親や親せき。なぜか みんないる。 きいちゃんの親は泣いてる。 嫌な予感。 私を引っ張る親友の手を振り払う。 その場から逃げようとしたけどエレベーターがこない。 親友「お前が好きになった奴の最後くらい見てやれ」 そう言われた。 考える暇もなく親友が手を引っ張り 私を連れて行く。
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