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『皆さん、始めまして、倉持結衣といいます。』
俺は声を聞いた瞬間、全身に鳥肌が立ってしまった…。その声はまさに俺がいつも家で聞いているあの透き通った声だった。
「倉持さんは親御さんの都合で今日、このクラスに転校してきた。
みんなも知ってる通り、歌手である為、あんまり学校に居る機会はないかも知れないが、居るときは仲良くしてやってくれよ♪」
そんなゴリの言葉なんて届くはずもなく、俺は《倉持結衣》の姿を見てずっと硬直していた。
もちろんタケシと情報を持ってきた哲也もだ。
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