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「大丈夫ですか?結構痛かったでしょ?」
私に気遣うジュンスが天使に見えました。
「あ・・・、大丈夫なようで、大丈夫じゃないような・・・。」
私の腰に手をまわしているジュンスの腕が温かくて痛みなど感じませんでした。
むしろ心臓の動機が激しすぎて止まりそうです。
「しばらく休んだ方がいいですね。僕達の楽屋で休みましょう。」
が、楽屋?!
あ~、もう死んでもいいです・・・。
こんな平凡私が彼らの楽屋に入れるなんて・・・。
右腕をジュンスの肩にかけ、支えられながら楽屋に向かいました。
テレビで見てたジュンスとは違い、とても男らしくて心がグラグラと躍っていました。
「どうぞ、ここで休んで。」
彼らの楽屋に入り、ソファーに座らせられました。
私は初めての楽屋で落ち着かず楽屋の中をキョロキョロと見ました。
ノートパソコンと私服が少しかかっているだけで、とてもシンプルでした。
しばらくするとザワザワと人の声が聞こえてきて、ドアが開きました。
爽やかな香りと共に4人のメンバーが入ってきました。
「あれ?さっきの?」
ユノが驚いた目をして私に近づいてきました。そして私の隣に腰をかけました。
「大丈夫?さっき痛かったでしょう?」
自然に私の腰に手を当てるユノ。
びっくりした私は思わず身を引いてしまいました。
「あ、ごめんなさい。」
「さっき、歩けてなかったから連れてきた。」
いつの間に上半身裸になったジュンスが言いました。
目のやり場に困り、下を向く私。
「レディーの前で着替えるな。」
ユチョンがジュンスにバスタオルのような物を投げました。
ジェジュンは真っ直ぐ鏡の前に座り、なぜか髪の毛を整い始めました。チャンミンは椅子に座り、携帯をいじり始めました。
初めて見る彼らのくつろぎ姿にどうしていいか分からず下を向き、彼らの視線をそらしました。
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