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2人は半分埃をかぶっている席に円を描くように座る。
「ところでここで何するの?」
鶫はなんだか嫌な予感を感じながらも、2人に尋ねる。
鷹一はニヤリと笑う。
「それはやってのお楽しみだ。
おい鈴音、アレ出してくれ。」
どうやら無口なその少女は鈴音と言うらしい。
鈴音はコクンと頷くと、鞄の中から黒い何かを取り出す。
ダッ!
(鶫が逃げ出す)
ガシッ!
(鈴音が鶫を掴む)
捕まった鶫は必死に暴れ出した。
「やだ!ゴスロリなんて着ないから!」
鈴音が取り出した黒いものはフリフリのたくさん付いた可愛らしい服だった。
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