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「そういやメイ」
「何かの?」
「お前、まだ『魔王』何だよな?」
「だの、次代に如何に力を残すべきかの……」
戦って倒された訳ではない、それ故にメイは『魔王』のままで少年に着いてきた。
「『魔王』を造るにはわしの命を使わねばならぬ……しかし、わしは『人間の女』として……」
「なら、子供ってのはどうだ?」
「ふむ……しかしの、魔王の力を継いだ者は、其処で成長が停まってしまう。
わしもこんななりじゃが、19歳……いかん、またアーリディヴェルへの怒りが込み上げてきた……」
フルフルと怒りに肩を震わせる。
「でも……」
「何じゃ?」
「いや、俺はアーリディヴェルに感謝かな?」
「このロリコンめ」
「断じて違う」
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