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「あの、何か……?」
「おぬし、ちょっくらこっちゃ来い」
「な、何だよ」
いきなり近くの家の側に引き摺られ、少年は少しうろたえる。
「あの女は何かの?
いや、あの女だけではない、外の年ごろの娘達は何故……」
視線を追えば、トーチの姉や、祭りの支度を楽しそうに行う村の若い娘達。
何れの娘も美しく、また、その娘達の母、祖母に至るまで国開催の国対抗ミスコンにおいて、歴代チャンピオンを独占している……
と言うのが、村の自慢の一つだったりもする。
「むぅ……」
胸や腰、お尻を自身で撫でて、メイは打ち拉がれる。
「負けた……魔王であるわしが……スタイルで負けた……」
無理もない、メイの見た目は12~14歳程度の『美少女』なのだから。
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