第2章

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  何かの罰ゲームだろうか。 質(たち)が悪い。 罰ゲームなら誰か他の人間がみているはずだ。 周りを見回してみたが屋上には私と奴の二人しかいないみたいだ。 ならこいつは私をからかって遊んでいるのだろう。 「ふ-んそう。よかったね」 「そんなに邪険にせんでもええがな。本気やのに」 あぁ鬱陶(うっとう)しい。 何なんだこいつは。 「なぁ…なんか言ってくれんの…?」 イライラする。 何なんだこいつさっきは存在無視しようとしていたじゃないか。 「せっかく幽霊になってあえ…」 「るっさいねん!!さっきから。なんなんよ!? 死んだ、だの幽霊だの、好きやだの!! 私があんたになんかした!?あぁもぉ鬱陶しい!!黙って!!」 めったに見せない私の爆発。レア物だ。 奴はたじろいでいるようだ。 そんな奴を残して私は屋上から出ようと入口へと向かう。 「まさかお前…気付いてへんのか…?」 こいつはまだ言うか。 無視して屋上の扉に手をかける。 「一昨日お前殺されたがな!!」  
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